能登キーワード解説


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分類歴史・地理・風物
1大陸との交易日本海に突き出した能登半島は、古代より大陸との海路であり天然の良港である輪島は到着点だった。渡来者は半島を島だと思い、倭(中国の日本の呼称)の島と呼んだと言い伝えられる。「倭島(わじま)」が輪島の起源とする説である。
2三津七湊(さんしんしちそう)室町時代に記された「廻船式目」に日本の主要港として十港の名前がある。福岡の博多津、三重の安濃津と共に輪島湊、十三湊等である。
3北前船江戸時代の大量運輸には海運がその役割を担い、内海の瀬戸内と日本海沿岸を航行する北前船が各地を結び交易を行なった。蝦夷の昆布は北前船で薩摩に渡り中国に密貿易されて、莫大な利益を生んだ。一方、太平洋沿岸は時化と海流のため遭難が多く、大黒屋光太夫やジョン万次郎等の人物を生んだ。
4輪島漁港豊かな日本海の幸に恵まれ天然フグの水揚げは日本一を誇る。また海女さんの数も日本一で、輪島市の沖合にある舳倉島ではサザエ・アワビ漁が盛ん。輪島漁港に水揚げされた豊かな魚介類は輪島朝市に並ぶ。
5時国家平時忠は壇ノ浦で義経に敗れて捕らわれた後、能登に流された。その子孫が時国家で本家の上時国家、分家の下時国家がある。一方、源頼朝から追討された義経は奥州へ逃れる途中、能登へ立ち寄ったとする言い伝えがある。(羽咋郡志賀町にある義経の舟隠し)
6曹洞宗総持寺曹洞宗は道元を祖とし鎌倉時代に始まった。福井の永平寺と輪島に建立された総持寺を大本山とした。総持寺は明治31年の大火で消失して神奈川に移り、その後元の地に総持寺祖院が復興された。
7天領輪島市門前町黒島町は江戸時代に天領となって北前船の船主、船頭が居住した。江戸時代後期から明治時代中期にかけてとても賑わい、黒い屋根瓦に板壁の伝統的な建造物が今も残る。
8キリコ祭り江戸時代から続く巨大な灯篭「キリコ」が町を練り歩く勇壮な祭り。輪島、七尾等能登半島全般で行われる夏祭り。豊漁を祈り女装した男衆が神輿を担ぎ海に入ったり、鯛の形をした神輿を担ぐ奉納もある。
9アマメハギアマメハギは正月~節分にかけて、能登の各地で行われる行事。秋田のなまはげのように仮面を被った村人が家々を回り怠け者を戒める。アマメとは囲炉裏に長くあたってできる火ダコで、怠け者の証しとされている。
10輪島塗木に漆を塗り耐性を高めた器は、七尾市で約7千年前のものが発見されている。最古の輪島塗は室町時代のものが確認されており、江戸時代に製造技術が確立している。漆器は国内各地で作られているが、知名度の点で輪島塗が突出しており、海外での評価も高い。
11棚田「白米(しろよね)千枚田」輪島市白米町にあり日本の棚田百選と国指定文化財名勝に指定されているのが白米(しろよね)千枚田。日本海に面して階段状に田んぼが広がる様は絶景で、一見の価値がある。
12世界一長いベンチ志賀町の増穂浦海岸にある全長460mのベンチ。ギネスブックに掲載されている。世界一のベンチで美しい夕日を眺めたい。
13輪島温泉輪島市中心部、および周辺にある温泉の総称で、いくつかの源泉と15軒程の旅館・ホテルがある。泉質もさることながら、雄大な日本海の眺めと海の幸、能登牛等の食が楽しみだ。輪島塗の食器で食事をいただける宿もある。
14輪島朝市輪島の朝市は平安時代からの歴史を持ち、岐阜の高山、千葉の勝浦と共に日本三大朝市に数えられている。販売される品々には値札のないものも多く、売り手と会話しながら値切るのも楽しみの一つだ。
15見附島高さ28mの巨岩がそそり立つ姿は、正面から見た軍艦のようで別名「軍艦島」と呼ばれている。
16和倉温泉1200年の歴史を誇る海辺の温泉で、七尾湾に面して旅館が立ち並ぶ高級温泉街。泉質は無色透明で塩分が強く、よく温まり神経痛や関節痛に良い。和倉の語源は「湧く浦」、つまり湯の湧く入江だそうだ。
17のとじま水族館ジンベエザメ他、4万の海洋生物を展示している。イルカやアシカのショー、ペンギンのお散歩が人気だ。たまには童心に帰りたい。
18能登島大橋和倉温泉地区と能登島を結ぶ1050mの大橋は石川県で最長の橋。緩やかな曲線を描く橋の容姿と、橋から見る穏やかな内海の景色のいずれも美しい。
19七尾城跡戦国時代、畠山氏が居城とした山城。上杉謙信と1年以上にわたる攻防戦を繰り広げた。守りが固く日本五大山城の一つに数えられる。
分類
1輪島フグフグといえば下関が連想されるが、実は天然ものでは輪島が連続日本一となっている。市では「輪島フグ」のブランド化に力を入れている。市内の店でてっさやてっちり等をリーズナブルに堪能できる。
2ズワイガニ(加能ガニ)「加能ガニ」の加能とは加賀から能登までという意味の略語で、石川県内で獲れる雄のズワイガニのこと。毎年11月6日の底びき網漁解禁とともに、鮮魚店やスーパー等の店頭に一斉に並べられる冬の味覚の代表格。
3能登牛能登牛は大正時代に農耕用として導入された牛を先祖に持ち、以来、能登で品種改良を重ねた結果、優れた肉質を持つ牛として多くの人々に知られるようになった。
4いしるいしるは能登で作られる魚醤で、しょっつるやいかなご醤油と日本三大魚醤の一つとされる。いしるはイワシやサバを主な原料に食塩を加えて漬けこみ、1年以上かけて発酵・熟成させたもの。
5輪島(りんとう)そうめん輪島では室町時代の頃から盛んにそうめんが作られて、江戸時代には能登の特産物として各地へ盛んに出荷されたが昭和の頃に一度廃れてしまった。最近、復刻が試みられている。
6製塩能登一帯では昔製塩が行われていたが、現在も昔ながらの揚げ浜式製法でつくる業者があり、滋味深い塩と菓子類の製造を行っている。道の駅すず塩田村では、その塩づくりを体験することができる。
7銘菓「丸ゆべし」柚餅子(ゆべし)は、柚子やくるみなどを用いた和菓子で、全国各地に様々な製法が伝わっている。能登では柚子を丸ごと使用した点に特徴があり、「丸ゆべし」と呼ばれている。
8干し柿秋になると柿の収穫を迎え各地で干し柿作りが行われるが、能登半島でも朱色の実が里山の軒先に列をなして吊るされる。ころ柿や干し柿にユズ皮を巻き込んだゆず入り巻き柿等がある。
9能登ワイン輪島のおだやかな海と緑に囲まれ、總持寺祖院が建ち「禅の里」と呼ばれる輪島市門前町では、ブドウの栽培からワインの製造販売まで行う取り組みが行われている。そのワインはゆたかな風味とともに禅の奥深さまで感じらる。
分類文化・自然
1永井豪マジンガーZやデビルマン等の漫画で知られる永井 豪は輪島市の出身。石ノ森章太郎のアシスタントを経てデビューを果たした。輪島朝市通りに永井豪記念館がある。生い立ちからデビュー以来の作品の数々、1/9サイズのマジンガーZ等が展示されている。
2まれ「まれ」は平成27年度前期に放映されたNHK連続テレビ小説。パティシエへの思いを募らせる主人公が、能登を舞台に繰り広げるストーリー。輪島朝市入口いろは橋の横に、ロケセットを展示した輪島ドラマ記念館がある。(入館無料)
3雪割草・朱鷺輪島では市のシンボルとして花は雪割草、鳥は朱鷺(トキ)が制定されている。雪割草は猿山岬に日本一と言われる群生地がある。また、野生の朱鷺として本州で最後に棲息していたのが輪島市です。
4波の花冬の風が強い日に、打ち寄せた波が白い泡になり、空を舞い泡風呂のように海岸を埋め尽くします。波の花は能登の冬の風物詩です。
5姉妹都市萩市と輪島市はそれぞれ伝統工芸品「萩焼」と「輪島塗」を受け継ぐ点、日本海側にあって漁業や観光が主要産業という共通性がきっかけとなり姉妹都市となった。
6友好都市1985年に旧上平村(現南砺市)と旧門前町(現輪島市)が友好都市提携。また、北海道の石狩市とも2012年に締結。これは江戸時代からニシンの漁場として栄え北前船による交易も盛んであった旧厚田村に、石川県内から明治の初めころ多数の移住があったことが縁となった。
分類人物
1横綱・故輪島関輪島 大士は、石川県七尾市出身で花籠部屋所属の元大相撲力士、第54代横綱、全日本プロレス所属の元プロレスラー、元タレント。本名は輪島 博、ニックネームは蔵前の星、黄金の左。2018年没。
2輪島功一日本の元プロボクサーで、元WBA・WBC世界スーパーウェルター級王者。樺太出身、北海道士別市育ち。引退後もボクシングジム運営やタレントとして活躍し、東京国分寺で団子屋を営む。「炎の男」「かえる跳び」で知られる。

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