田中哲也 (元パラリンピアン )

中学時代ではバスケットボール、高校時代は陸上部の駅伝選手として全国大会にも出場した根っからのスポーツマン。

20代の時にバイク事故で右足を失うが、この事故が『障害について考え、スポーツをより強く志す気かけになった』と話す。

そこからの奮起でアルペンスキーで長野(1998)とソルトレイク(2002)のパラリンピックと、2大会連続でアルペンスキー日本代表として出場。その後も国内外のスキー大会で健常者に混じって勝ち抜いたほか、ゴルフの選手権大会にも出場している。

2010年は、自転車でオーストラリア大陸を横断。昨年は沖縄から北海道までを日本縦断。さらに北米大陸からヨーロッパ・北欧までの6,000km を走破したのに加え、2012年春には、前回とは逆周りで被災地仙台発から北海道日本海側を経由して、沖縄までの日本縦断のチャレンジに成功している。

普段は著名な冒険家として知られる三浦雄一郎氏の率いる「三浦ドルフィンズ」のインストラクターとして健常者にスキーを教え、青森県今別町の町会議員・牛の繁殖業、そして講演会、全国の自転車レースへの挑戦と、とにかく忙しい日々を過ごしている。

風間深志とは、2009年にオーストラリア大陸の5,500kmの自転車(アシスト)の横断、2010年の北アメリカ・スカンジナビア自転車の縦・横断3,900kmを共にした。
右足は、残された左太腿の太さが70cm、跳躍力はずば抜けて凄く、身体の動きは俊敏。

風間深志が「自分の左足は不自由で時として痛い。」と訴えると彼は、「不自由で痛いなら切っちまえばいいよ!僕なんか痛いとこなんてどこもないし健康そのものだよ」と胸を張る。

「それまでのモヤモヤとした胸の内の弱気気持ちが抜けて、さっぱりとした気分になった。」と語った。

1971 -2月 青森県生まれ

参照元;風間深志10/19日のFacebook

和顔施塾-「片足のアスリート」 田中哲也プロフィール