第13回 SSTR2025(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)

開催概要
開催期間
2025年5月24日(土)~ 2025年6月1日(日)※最終日はイベントのみ。
開催場所
石川県「千里浜なぎさドライブウェイ」(メイン会場)
定員
1万2,500台
ブース出展(順不同)
MOTUL JAPAN(株)/トライアンフモーターサイクルズジャパン(株)/日本赤十字社石川県支部
石川県/羽咋市/宝達志水町/七尾市/珠洲市/中能登町/志賀町/穴水町/能登町
サブイベント
4月29日(火・祝)「SSTRの集い in 千里浜町」
開場:千里浜公民館
エントリーは過去最速で完売
第13回大会のエントリーは、参加を熱望するライダーたちの熱気で溢れました。
受付開始と同時にアクセスが集中し、なんと開始から5分で枠が埋まってしまう日程も。
すべての出走枠がエントリー期間を待たずして完売となり、最終的な申込総数は定員1万2,500台を大きく上回る1万3,581件を記録。
1,000名を超えるライダーが繰り上がり待ちとなるなど、SSTRの人気ぶりを改めて証明する大会となりました。

2024年のSSTRは、元日に発生した能登半島地震の影響を受け、開催時期を例年の5月から10月に延期しました。そして第13回となる今年は、慣れ親しんだ5月開催が実現。今回も、2021年以来定着している出走日指定制(金・土・日曜日)と走行日を選べるオープン制(月~木曜日)の混合にて開催しました。
テーマ「輝く、、、をともに」

「輝く、、、をともに」。この言葉には、ライダーの皆さんの冒険のゴールが、能登の復興という真のゴールへとつながるように、という願いが込められています。
私たちの冒険の本当のゴールが「日常」であるように、能登の未来を創る「日常」が一日も早く取り戻され、復興という輝かしいゴールにたどり着いてほしい。
そんな思いを胸に、私たちは今年も「能登応援」を掲げました。
ライダーと能登が紡いだ復興への道
SSTR2025は、ライダーの皆様からの温かいご支援により、能登を応援する大きな輪を広げることができました。
事前振込や、千里浜なぎさドライブウェイの特設会場での募金を通じて、合計1,330,261円の支援金が集まりました。
この支援金は、石川県9市町村へ寄付させていただきました。ご協力いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
参加ライダーには、完走条件として「指定能登半島地震被災地応援ポイント」を設定。
これは、ただゴールを目指すだけでなく、能登の被災地へ足を運び、メディアでは伝えきれない「今の能登の現実」を、その目で見て肌で感じていただくことを目的としていました。
ライダー一人ひとりの冒険が、能登の復興への一歩となったことでしょう。
ゴール地点では、昨年に続き能登復興応援企画として物産マルシェ「能登きまっし広場」を開催。
能登の各自治体からも好評で、多くのブースが商品完売となるなど、会場は活気に満ち溢れていました。ライダーの皆様が能登の「今」を肌で感じ、直接地元の方々と交流することで、復興への力強いエールを送ることができました。
ゴール会場を彩ったイベントの数々
ゴール地点の会場では、今年も多彩なイベントが開催されました。
週末を中心にゲストを招いたトークショーや、地域の伝統芸能による歓迎パフォーマンスが行われ、ライダーたちを大いに魅了しました。
SSTR Caféでは「Cafeトーク」と題したイベントを開催。ゲストの加曽利氏らが旅やバイクについて熱く語り、予定時間を大幅に超過するほどトーク会場は熱気に包まれました。
一方で、会期中の週末は激しい降雨に見舞われる時間帯もあり、一部の催し物が直前で中止となる悔しい場面も。
それでも、連日開催されたじゃんけん大会では、協賛スポンサーから提供された豪華賞品を巡って大きな盛り上がりを見せ、会場は笑顔と活気に満ち溢れていました。
(ゲスト・来賓)※順不同・敬称略
- 鈴木忠男
- 賀曽利 隆
- 三好 礼子
- 福山理子
- 菅原 照仁
- 宮澤カレン
- 風間 深志
- 風間 晋之介
- 菊理 KUKURI
- KITA舞人(YOSAKOIソーラン)
- The日本海&北國新聞(YOSAKOIソーラン)
- 御陣乗太鼓 ※写真;御陣乗太鼓HPより
- 岸博一(羽咋市市長)
- 松榮忍(宝達志水町副町長)
- 寶達 典久(石川県議会議員、元宝達志水町長)
(ステージMC)
- 大平まさひこ
- 徳前藍
- 佐竹美希
- 下川原リサ・鈴木ダイ
人生の新たなスタートライン SSTRウェディングゴール

SSTR2025では、昨年に引き続き結婚予定のカップルを祝福する「SSTRウェディングゴール」を実施しました。
この日まさに入籍をするカップルが共にSSTRを走り抜き、大勢のライダーが見守る中ゴールゲートを通過。会場ステージでウェディングセレモニーを開催。風間深志をはじめ、その場にいるすべてのライダーから温かい祝福が送られました。
セレモニー後には、SSTRと石川県羽咋市がコラボレーションしたオリジナルご当地婚姻届が羽咋市役所に提出されました。
SSTRでの最高のゴールは、二人の新たな人生のスタートラインとなりました。
ライダーと地域が織りなす、感謝と笑顔の交流
SSTRが繋ぐ、子どもたちの笑顔

昨年10月に開催されたSSTR期間中、地元小学校のマラソン大会が開催され、SSTRのゴールゲートとそれに続く千里浜をコースに使用したことが好評を博しました。
今年は、例年10月に開催されるマラソン大会の時期を、SSTRに合わせて5月に開催。
SSTRのゴールゲートや色鮮やかなバナーで飾られた道を、子どもたちが元気いっぱいに駆け抜けました。
SSTRのスタッフや参加ライダーたちも声援を送り、子どもたちの一生懸命な姿に会場全体が温かい空気に包まれました。
子どもたちがライダーに質問攻め!
全国47都道府県からライダーが集まるSSTRは、能登にいながらにして日本中と繋がることができる貴重な機会です。長年、羽咋市教育委員会へ提案していた「SSTRを学びの場として活用する」という構想が、今回ついに実現しました。
羽咋小学校の児童たちがライダーにインタビューを敢行。
子どもたちは「どこから来たの?」「どうしてバイクに乗ってるの?」と興味津々。
突然の質問攻めにライダーたちは戸惑いながらも、自身の地域の魅力やバイクの楽しさを丁寧に語り、子どもたちとの間に笑顔が広がりました。この交流は、未来のSSTRファンを育む第一歩となりました。
地域との絆を深める「SSTRの集い in 千里浜町」

2025.4.30北國新聞朝刊より
4月29日(火・祝)には、地域の皆様との交流を目的とした無料イベント「SSTRの集い in 千里浜町」を千里浜公民館で開催しました。
SSTR発起人である風間深志の冒険談や、ダカールライダーでもあり俳優でもある風間晋之介によるSSTR紹介など、SSTRの魅力を地域の方々に直接お伝えしました。また、芸人ウクレレえいじ氏によるライブパフォーマンスも行われ、会場は笑い声に包まれました。
このイベントは、SSTRが地域と共にあることを示す大切な機会となりました。
6月1日(日)ファイナルイベント
能登と東北が繋がる1日

イベント最終日となった6月1日(日)、SSTR2025のファイナルイベントが開催され、同時に「走ろう東北!MFJ東北復興応援ツーリング」の10周年記念イベントも行われました。これは、SSTRの主催である日本ライダーズフォーラム(JRF)が、日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)と共催する「にっぽん応援ツーリング」の一環です。
被災地復興を願って始まったこのイベントの10周年を、能登の地で共に祝いました。
レーシングカミオンが砂浜を疾走

ダカール・ラリーに長年参戦している「HINO TEAM SUGAWARA」のレーシングカミオンが、能登の砂浜に登場。地元住民やSSTRライダーを対象に、迫力満点のデモ走行と体験試乗会が行われました。
体験試乗会では当日抽選で選ばれた12名が、菅原照仁選手が操縦する巨大なトラックに乗り込み、エンジン音と砂を巻き上げながら砂浜を駆ける、貴重な体験を楽しみました。

左から風間深志、風間晋之介、レーシングカミオン
デモ走行には、レーシングカミオンに加えて、歴史に名を刻む2台のバイクも登場。
風間深志が日本人ライダーとして初めてパリ・ダカールラリーを完走した際の相棒、スズキ DR500ダカールスペシャルと、風間晋之介がダカールラリーに挑んだYAMAHA WR450ラリーが、千里浜を力強く疾走しました。
空中を舞うバイク!FMXパフォーマンス

さらに、FMXチーム「BULLY Entertainment」によるフリースタイルモトクロス(FMX)パフォーマンスも披露されました。千里浜に特設されたジャンプ台から、バイクが縦横無尽に宙を舞うアクロバットに、会場の誰もが釘付けに。
ライダーはもちろん、地元住民からも大きな歓声と拍手が送られ、会場は興奮に包まれました。
未来へ繋ぐ「一人一砂運動」

SSTRは、ライダーの皆様に楽しんでいただく一方で、千里浜の美しい砂浜を守る活動にも力を入れています。千里浜再生プロジェクトによる「一人一砂運動」を実施し、砂浜の侵食防止を目的とした砂を運ぶ活動に多くのライダーが協力してくださいました。
能登の「夜明け前」を照らすグレー
今年のSSTRは、「グレー」を大会カラーに採用しました。
グレーは、白と黒の中間色であり、時に地味な色と捉えられがちです。
しかし、そこには多くの色が含まれ、光の加減で表情を変える奥深い色でもあります。
それは、復興への道のりを歩む能登の「夜明け前」を象徴しています。
華やかなゴールを求めるだけでなく、能登の現状を深く理解し、困難な道のりを共に歩む。
そんな私たちライダー一人ひとりが、希望の光となり、未来を照らす存在であることを願って、この色を選びました。
この色に統一することで、私たちは「チーム能登」の一員として、復興への想いを共有します。
ライダーの栄誉を讃えるスペシャルゼッケン

SSTRへの継続的な参加を称え、通算10回以上の参加者にお渡ししている「赤ゼッケン」に加え、SSTR2025では新たに「黄ゼッケン」を導入。
通算5回以上9回以下の参加ライダーには、通常とは異なる特別なカラーを配した「黄ゼッケン」をお渡ししました。
SSTRは順位やタイムを競うものではありません。
しかし、千里浜のゴールへたどり着くためには、休暇の調整から事前準備、当日の走行に至るまで、ライダー一人ひとりが長い道のりと様々な困難を乗り越えてきています。
これらのスペシャルゼッケンは、そうした壁を乗り越え、SSTRの冒険を続けてきたライダーへの敬意と感謝の証として作成されました。
データで振り返るSSTR2025
第13回目を迎えたSSTR。これまでの累計参加者数は7万を突破し、今年も多くのライダーが集いました。
今回の参加者は、最年少16歳から最年長90歳までと、幅広い年齢層からご参加いただきました。
日本全国47都道府県からのエントリーに加え、海外からの参加者もおり、SSTRの輪が日本から世界へと広がっていることを実感しました。
参加者年齢情報(申込者ベース)
| ライダー | 同乗者 | |
| 最年少 | 16歳 | 5歳 |
| 最高齢 | 90歳 | 77歳 |
| 平均年齢 | 51.1歳 | 45.1歳 |
年代別参加人数(申込者ベース)
| 参加者全体の平均年齢:49.8歳 | |||
| 20代以下 | 873 | 50代 | 5,489 |
| 30代 | 1,215 | 60代以上 | 2,906 |
| 40代 | 2,445 | 合計 | 12,928 |
※空白17名
都道府県別参加人数(申込者ベース)
| 北海道 | 41 | 栃木県 | 222 | 石川県 | 282 | 滋賀県 | 171 | 岡山県 | 182 | 佐賀県 | 10 |
| 青森県 | 18 | 群馬県 | 182 | 福井県 | 47 | 京都府 | 208 | 広島県 | 144 | 長崎県 | 26 |
| 岩手県 | 54 | 埼玉県 | 904 | 山梨県 | 101 | 大阪府 | 726 | 山口県 | 30 | 熊本県 | 34 |
| 宮城県 | 176 | 千葉県 | 721 | 長野県 | 333 | 兵庫県 | 501 | 徳島県 | 39 | 大分県 | 19 |
| 秋田県 | 22 | 東京都 | 1,641 | 岐阜県 | 278 | 奈良県 | 126 | 香川県 | 51 | 宮崎県 | 10 |
| 山形県 | 57 | 神奈川県 | 1,795 | 静岡県 | 941 | 和歌山県 | 61 | 愛媛県 | 44 | 鹿児島県 | 13 |
| 福島県 | 151 | 新潟県 | 108 | 愛知県 | 1,229 | 鳥取県 | 17 | 高知県 | 22 | 沖縄県 | 8 |
| 茨城県 | 339 | 富山県 | 113 | 三重県 | 289 | 島根県 | 24 | 福岡県 | 99 | 国外 | 1 |
| 合計 | 12,610台 | ||||||||||
「遊学の旅」指定道の駅
今年のテーマは「遊学の旅」。私たちは、地域の博物館や美術館といった文教施設に隣接する道の駅を指定道の駅として選定しました。ライダーの皆さんが立ち寄った上位10か所は以下の通りです。
| 道の駅 総立ち寄り数 | 94,774 | ||
| No. | 道の駅名 | 立ち寄り台数 | 県名 |
| 1 | 内灘サンセットパーク | 6,159 | 石川県 |
| 2 | 氷見漁港場外市場 ひみ番屋街 | 3,782 | 富山県 |
| 3 | 宙ドーム・神岡 | 2,789 | 岐阜県 |
| 4 | 越前たけふ | 2,325 | 福井県 |
| 5 | 高松 | 2,300 | 石川県 |
| 6 | 細入 | 2,026 | 富山県 |
| 7 | 風穴の里 | 1,988 | 長野県 |
| 8 | ウェーブパークなめりかわ | 1,781 | 富山県 |
| 9 | アルプス安曇野 ほりがねの里 | 1,624 | 長野県 |
| 10 | 奥飛騨温泉郷上宝 | 1,607 | 岐阜県 |
※赤字・・・指定道の駅
※青字・・・指定能登半島地震被災地応援ポイント
各道の駅では、飲食の割引サービスなど、ライダーを温かく迎える様々なサービスをご提供いただきました。
ライダーの皆さんがこれらのサービスを通じて、地域の魅力に興味を持つきっかけとなり、ほんのわずかでも地域貢献に繋がったのであれば幸いです。
能登に集い、未来へ繋ぐ
第13回SSTR2025は、日本全国、そして世界から1万台を超えるライダーが能登・千里浜を目指し、大いなる旅を完遂しました。
参加ライダーは、能登の復興を願う「チーム能登」の一員として、支援金や物産マルシェへの参加を通じて地域を応援。
また、地元の小学生との交流やレーシングカミオン・FMXパフォーマンスなど、SSTRは単なるツーリングイベントを超え、ライダーと地域社会が共に未来を築くためのプラットフォームとなりました。
最年少16歳から90歳まで、あらゆる世代のライダーが集い、それぞれの冒険を語り合う姿は、ツーリング文化が年齢や経験を超えて人々の心を繋ぐ力を持っていることを示しています。
特に、子どもたちの純粋な質問に、ライダーたちが笑顔で答える姿は、バイクに乗ることの楽しさを次の世代に伝える、温かい光景でした。
こうした光景はツーリング文化が未来へと受け継がれていくことを確信させるものでした。
SSTRはこれからも、能登の地と共に、新しい歴史を刻み続けます。



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