この日のゲストはエッセイストの国井律子さん。
国井さんはハーレー雑誌の表紙を長く務められ、ツーリングを題材にしたテレビにはレギュラーで出演されるなど、世の中にまだ「バイク女子」という呼び方がなかった頃から、女性ライダーの象徴的存在として注目を浴びました。
国内外の様々な地域を旅された紀行を数多く著されている国井さん。
会場では…、
オーストラリアでは、エアーズロックヘ向かう道中で、カンガルーの亡骸に何頭も数え、イギリスではリバプールからマン島にわたってレーシングコースを観光。
ドイツではアウトバーンを思いっきり走りきり、アジアではインドネシアのキンタマーニという町で山賊に遭い、その正体がなんと警察官だったり…。
などなど、モニターに映し出される当時の映像を見ながら話も弾みます。
「言葉が通じなくてもバイクは共通言語になった」という話す国井さん。
実はこうした海外の旅を経験したからこそ、日本の旅の楽しさを改めて知ったのだと言います。
短い距離の中にも変化に富んだ風情が楽しめる日本の旅は、果てしなく走り続ける海外の旅以上に魅力にあふれているのだそうで、
「もし私がSSTRに出たら、見どころに立ち寄って4日くらいかかってしまうかも」と言いながら、来年は参加してみたいと話されていました。