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SSTRが「第10回スポーツ振興賞」で観光庁長官賞を受賞!

令和4年7月27日、東京ビッグサイトにおいて、「第10回スポーツ振興賞」の表彰式が行われました。

 

スポーツ振興賞は、一般社団法人日本スポーツツーリズム推進機構(JSTA)と公益社団法人スポーツ健康産業団体連合会が共同で募集し、ツーリズムや産業振興、地域振興(まちづくり)、スポーツや障がい者スポーツを通じた健康づくりに貢献している団体・グループ・企業の活動を顕彰するものです。

SSTRは今回、「ライダーの歓びを社会の喜びに~SSTR による地域・社会の活性化~」というテーマで、

・広範囲からの参加が可能で、スポーツツーリズムとして地域経済の活性化に貢献できていること。

・ライダーによる「一人ひと砂運動」等の環境保護活動が行われていること。

・宿泊などを通じた地域経済への貢献が期待できること。

等、これまで10年にわたる成果が高く評価され、7賞からなるスポーツ振興賞の中の「観光庁長官賞」を受賞することができました。

 観光地域振興部観光資源課新コンテンツ開発推進室 専門官 秋本純一様より表彰状と盾を授与される風間深志

今回の受賞は風間深志が代表として受け取ってこそおりますが、これはまさに、全国廿浦浦からこれまでのSSTRに参加してくださったライダーの皆さんの夢の数々と、SSTRを歓迎しながら支えてくださっている地元の皆さんの愛が形になったものです。

ここに改めて感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

表彰式後に行われた受賞者プレゼンテーションに登壇した風間深志は、

 「かつてバイクはスピードによる魅力訴求が行われてきたことにより、バイクユーザーの間に「早い=上手い」という志向が一種のステイタスとしてもてはやされた時代がありました。

 しかし、バイクは思いのまま自分を旅に連れ出してくれるものであり、単に「早さ」ではない「夢」を授けてくれるところに本質があるのだと考えています。

 また、そういう認識が社会の中に生まれてこない限り、バイク文化を形成していくのは難しいことだと思ったのです。

 私はバイクの冒険家として、バイクと共に南極や北極、砂漠や世界の峰々、地球の極地を走破し、この中で自然の偉大さを体で感じると同時に、日常のありがたさを肌身に感じ、そのたびに感動を覚えました。

 そんな経験から私はバイクというものを「人の情操を豊かにするもの」として表現したいと考え、地球の運行や自然そのものを謳うような、そして人々(ライダー)に壮大な旅を楽しんでもらえるようなイベントとしてSSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)を開催することにしたのです。

 SSTRとはサンライズ・サンセット・ツーリング・ラリーの略で、その名の通り、日本の東海岸に朝日が昇ったのを合図に出発し、その太陽が石川県の千里浜の日本海に沈むまでを追いかけていくツーリングイベントです。

 多くの参加者がSSTRに向けて相当に準備をし、夜明けから数百キロ、参加者によっては千キロを超す遠大な距離を経てたどり着くと、そこには大海原の海の優しさが待っている。

 そして、日の出から一日中追いかけてきた太陽が夕陽となって沈んでゆく様に、これまでの準備の日々やスタートから駆け抜けてきた一日を想い、その充足感から多くの参加者が涙するのです。

 さらに、彼らを迎える地元の皆さんもライダー達のそんな姿に感動し、ゴールの会場で炊き出しをするなど、SSTRのおもてなし活動を毎年楽しみにしながら街ぐるみで積極的に行ってくださっています。

 そのおもてなしの暖かさが新たな感動を呼び、初年に130人程度で始まったSSTRは、今ではエントリー開始時に9千人を超すエントリー枠が、たったの3時間で埋まるほどになりました。

 こうしてライダーの歓びが街の喜びになっていくこと、これを私は千里浜沿岸の街だけではなく、能登全体に広げていきたいと考えるようになりました。

 その考えに賛同してくださった街の長老の呼びかけで街が動き、今ではSSTRのおもてなし事業が、石川県はじめ、能登全域の自治体で行われるようになって、SSTRをきっかけに多くのライダーが能登の観光ツーリングを楽しんでくれています。

 様々な人や街のつながりを深めながら、SSTRは今年10周年を迎えました。

 今後も更なる参加者の増加が見込まれていることから、石川県のみならず、北陸3県にまたがる経済効果・また広域コミュニケーションによる総合理解に貢献するイベントとして、私たちはSSTRを更に発展させてまいります。

 今回は、まさにそうした活動が認められての受賞となったわけですが、これはSSTRに関わってくださったすべての皆様のおかげでありますので、ここに深く感謝を申し上げます。

 ありがとうございました。」

と、イベントの概要や今後の展望と、SSTRを支えてくださる方々への感謝と受賞についての謝意を述べました。

先述の通り、スポーツ振興賞にはSSTRが受賞した「観光庁長官賞」のほか

・スポーツ庁長官賞 ・経済産業省商務
・サービス審議官賞・日本商工会議所 奨励賞
・日本スポーツツーリズム推進機構 会長賞
・スポーツ健康産業団体連合会 会長賞

の計7賞があり、

これらに該当するイベントを企画・運営する団体が表彰を受け、風間深志が講演をしたように、それぞれの団体の代表者が、各々のイベントのプレゼンテーションが行いました。

どれも大変興味深い内容で、中にはSSTRのように独自のGPSを使ったものなど、参考になるもあり、スポーツツーリズムの意義深さを再認識する有意義な授賞式となりました。

各受賞者の概要や受賞理由については下記のリンクをご覧ください。

スポーツ振興賞 受賞者 (jsif.or.jp)

 

 

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