第7回 SSTR 2019レポート

第7回 SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)

実施期間:2019年5月25日(土)〜5月26日(日)

日没時間:19:01

ゴール地点

天候:初日は晴れ、2日目は曇り

参加台数:3840台

2019年のテーマは「お・も・て・な・し」

SSTRは毎年数千人のライダーが参加する一大イベント。
今年は前年より873台増となる3,840台ものバイクが、日本の太平洋沿岸の各地から千里浜の夕日を目指しました。
ゴール地点の羽咋(はくい)市では「毎年、全国からやって来てくれる皆さんをゴールでお出迎えするのが毎年の愉しみ」と歓迎してくださる方が多く、「おかえりなさい!」とねぎらいの声をかけながら、笑顔で手を振ってくださるその姿は、長い道のりを走破したライダーにいつも元気をとどけてくれています。
今年は初めてゴール会場受付をこれまでの羽咋市に加え、七尾市の和倉温泉、輪島市マリンタウンの3か所に設置。

ライダー達に「おもてなし」をしようということで、地元も皆さんと思考を凝らしながら、各々の街で歓迎イベントを開催しました。

羽咋会場

 

 

和倉温泉会場

輪島マリンタウン会場

 

ゴールの「ドラマ」を称えます!

2019年のフィニッシャーバッジ

参加者全員に贈られたフィニッシャーバッジ

ゴールしたライダーはみな等しく勝者。

参加者全員それぞれのゴールには彼らが超えてきた様々なドラマがあります。

SSTRではこれを称え、千里浜に辿り着いた全てのライダーに「フィニッシャーバッジ」を贈呈しています。

また、日没前に規定をクリアしてゴールしたライダーには、完走証明を贈呈。

この完走記録証は「一日を生きた証」。

今年も千里浜の夕日は、参加者各々の胸に熱いものを残してくれたことでしょう。

風間深志が選ぶスペシャルアワード

太平洋沿岸から幾多の山々を超えてやってきたライダー達。

中には日常の様々な障壁を乗り越え、ゴールまでの道のりをSSTRと人生を重ね合わせるライダーもいます。

ステージイベントでは

1.私とSSTR
2.出会いと感動
3.能登紀行

といったテーマでゴールまでのエピソードを任意で募集。

フォトコンストやムービーコンテストの作品も加え、これらの中から風間深志の印象に残ったエピソードや作品を称え、千里浜の砂が入ったスペシャルアワード盾の贈呈も行いました。

「パリダカ」のゴールの興奮を再現

SSTRは、1982年に風間深志が幾重もの困難を乗り越えてたどり着いたパリ・ダカールラリーのゴールを、千里浜に沈みゆく夕陽のもとに再現し、多くのライダーにその感激を分かち合ってもらうために始まったツーリングラリーです。

今年はなんと! 

2018年のダカールラリー、排気量10リットル未満クラスで初優勝総合6位の快挙を成し遂げたチームスガワラの日野レンジャーが菅原照仁選手のドライブで千里浜のゴールに出現。

2017年のダカールラリーのモトクラスに参戦した風間晋之輔と共に、千里浜でビクトリーランのゴールシーンを再現し、圧巻の迫力と共にコルドバの感動を分かち合いました。

ゲストと共に盛り上がる

今年も多彩なゲストの皆さんがステージを盛り上げてくださいました。

高橋ジョージ

東北宮城県出身のシンガーソングライター。

1993年に『THE 虎舞竜』としてメジャーデビューし、楽曲の「ロード」が220万名のヒットを記録。

今年(2018年)にアルバム「ロード - ザ・ベスト~25th anniversary~」や、ビートルズゆかりのアビーロードスタジオでレコーディングした「ロード~アビーロードスタジオ・ロンドン2018」をリリースするなど、精力的に活動している。

賀曽利 隆 (かそりたかし)

1947年生まれの冒険家・ジャーナリスト。1968年に行ったアフリカ一周ツーリングを皮切りに、世界6大陸を駆け抜け、1982年にはパリ・ダカールラリーに出場。ライディングキャリアの中では特にアフリカでの走行経験は数多く、2005年には13度目となるアフリカ横断を成し遂げた。

また国内でも温泉巡りをテーマに日本を一周し、2008年には「1年間で最も多くの温泉地を訪れ入浴した」人としてギネス認定記録を持っている。

また、昭文社の「ツーリングマップル」は、ロードアドバイスや見どころの紹介等が適格であることが知られるが、これらの多くは賀曽利氏の踏査によるもの。多くのツーリングライダーのカリスマとして「生涯旅人」を貫く姿勢が支持を集めている。

三好礼子

東京都出身のエッセイスト・ナチュラリスト。

1975年にアルバイトをしながら日本一周し、365日で全国3万キロを走破。
この旅行記である「日本一周乙女の独り旅」をミスター・バイク誌に連載したことがきっかけとなり、バイク・車、そして旅に関連する記事の執筆を始める。

1987年には初のパリ・ダカールラリーに出場。

以来、2輪4輪の両方で国際ラリーに数多く出場し、1992年のチュニジアラリーでは2輪女性においてクラス優勝を果たし、さらに2000年のパリ・ダカールラリーでは、2輪女性クラス3位に入賞するなど輝かしい戦績を打ち立てた。

近年では自然農法による農業やキューバダイビング・アウトドアといったネイチャーライフの楽しみ方に関する活動を行いながら、2015年より松本にペレファカフェをオープン。バイク文化の発信地であるとともにライダーの憩いの場となっている。

菅原 照仁(すがわら てるひと)

ラリードライバー

日本レーシングマネージメント(株)代表取締役

1972年7月13日生まれ、東京都港区出身

氏のお父さんは、ダカール・ラリーにはデビューから一度も途切れることなく連続で出場し、日本人で唯一モト(オートバイ)・オート(乗用車)・カミオン(トラック)3部門で出場した「ダカール・ラリーの鉄人」菅原義正さん

そんな父の背中を追いかけるように、1998年のダカール・ラリーにメカニックとして初参戦。翌年からは義正氏のナビゲーターを務める。

同時に国内オフロードレースやラリーモンゴリアなどで経験を積み、2003年のファラオラリー(エジプト)では日野レンジャーを駆ってトラック部門総合優勝を飾ると、2005年からはダカール・ラリーに親子2代の2台体制による参戦を開始し、2007年には排気量10リットル未満クラスで初優勝を果たす。その後も同じく親子で出場した2019年大会も同クラスで優勝を成し遂げ、同年の大会でダカールラリーから勇退した父・義正氏からチーム代表の座を受け継いだ。

今回のポスターには「Mr.X」とクレジットされていて、26日日曜日のステージに登場した。

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山口智充

ぐっさん(山口智充)

1969年(昭和44年)3月14日大阪生まれのお笑いタレント。

ものまねあり、歌ありのキレッキレのお笑いはもちろん。

声優・俳優・司会・ミュージシャンと何でもこなす多芸なタレントさん。

大のバイク好きで、仲間内で「山口モータース」というツーリングチームを結成し、揃いのつなぎでツーリングを愉しむほど。

現在は「大人のバイク時間 MOTORISE(BS11)内の「ぐっさんのバイク旅」企画に出演していた。

今回のポスターには、菅原選手同様「Mr.X」とクレジットされていて、にぐっさんは25日土曜日のステージアクトを務めた。

福山理子(ふくやまりこ)

1996年にテレビ東京で放映されていた「出動!ミニスカポリス」の初代ミニスカポリスとなる。現在では日本プロ麻雀協会女流Aリーグの雀士として、またある時は格闘家・心理相談員・綱引き審判員・占い師など、幅広い分野で活躍している。

2輪関係では、様々なバイク誌のコーナーへの執筆や、イベントへの積極的な参加など、バイクへの情熱は高い。

最近ではカブを手に入れ、Facebook上に立ち上げた自身の企画「福山理子とカブカブさん(仮)」が人気を集めている。

AYA1000RR (アヤセン)

15歳でエレキギターを始め、17歳からバイクに乗り、
19歳からシンガーソングライターとして活動を開始。

バイクを音楽と融合させ、バイクライフを曲に取り入れたシンガーソングRiderである。

バイクライフを曲にしている。

名前の由来はCBR1000RRに憧れていてバイク風のネーミングにしたかったとのことだが、その憧れが成就して現在はCBR1000RRが愛車に。

ESP社製のCBR1000RRコラボギターがお気に入り。

愛称は「アヤセン」。

CMやドラマといった映像出演もこなしている。

今回は和倉会場の遊覧船上でライブを行った。

_01-e1495152062916 松下時子(まつした ときこ)

セローをこよなく林道界のカリスマ主婦。

12歳でモトクロスを始め中学時代の3年間はモトクロスに熱中。

高校進学後に小型自動二輪免許を取得し、以来林道ツーリングの魅力に惹かれる。
87年には、XR80Rで「日本一周林道ツーリング」にチャレンジ。

現在、愛車セローで日本全国の林道を探索する「日本林道一筆書き」が大人気。

その他、林道ツーリング関連の著述多数。

 

2016-tamon プロフィール

多聞恵美

MC・多聞恵美

兵庫県出身のモデル・タレント・ライター。

父の影響で3歳より小学校低学年頃までモトクロスに親しむ。

2007年9月より「BikeJIN/培倶人」(エイ出版社)にて「神戸っ子多聞のうまいもん、好っきやモン!」(現「神戸っ子タモンの関西うまいもんツーリング」)の連載をスタートし、人気コーナーとなる。

最近ではバイクウェアのビジュアル広告のモデルやバイクイベントでのMCとしても大活躍。

ヘルメットブランドKABUTOのデザインプロデュースなどでも活躍している。

MC・大平まさひこ

かつて、吉本興業所属のお笑いタレントとして活躍。

「R-1ぐらんぷり」や「M-1グランプリ」、「キングオブコント」の予選では司会を担当していた。

バイクだけでなく、船舶、スキューバ、サッカーにも造詣が深く、中でもサッカーについてはサッカーC級指導者、サッカー2級審判インストラクター、サッカー2級審判員、フットサル2級審判員といった資格を持ち、公式戦の審判も務めている。

現在は石川県金沢市在住。

フリーのタレントとして北陸地方を中心に活動しており、ツエーゲン金沢公式戦でのスタジアムDJを務めている。

バイクも多数所有しており、バイクに対する情熱も熱い。

 

「1人1砂」で、今年も千里浜の再生に協力

近年の潮流の変化、その他の要因にかつては広々としていた砂浜の浸食が進み、多いところでは大幅に狭まったという「千里浜なぎさドライブウェイ」。

地元自治体や専門家が立ち上げた「千里浜再生プロジェクト」により、この10年で海岸の幅が平均約2m回復したそうですが、今後もあらゆる手を尽くし、さらに50mの回復を目指しているのだそうです。

 

SSTRは、昨年に引き続き千里浜再生プロジェクトに寄付金の贈呈を行い、参加ライダー達とともに海岸に砂を投入する「1人1砂」運動を実施しました。

データーで見るSSTR2019

参加者の内訳は?

冒頭にもお伝えしましたように、今回の参加台数は総数で3840台で、前年より873台の増加。(うち、タンデムでの参加は137台)

また、、経験あるリピーターも 1976台と多い中、初参加の方が1864台おられたのは非常に喜ばしいことです。

これを、排気量と年代別にグラフまとめてみました。

(統計システム協力;東京コンピューターサービス株式会社)

バイク人口の平均年齢が52.4歳といわれる中(日本自動車工業会調べ)、このグラフもそれ相応といったところ。

昨年の数値と見比べてみると、各年代とも250cc~のクラスに著しい増加が見られ、中でも同クラスは40代の164(昨年)→232台(今年)、同じく30代の76→169台と突出しているのが面白いところです。

ちなみに今回の最年長は82歳、 最年少は17歳 。(平均年齢;47歳)

層の厚いところに目を奪われがちですが、彼らの姿がグラフに表れていることに、熱い視線を送っていただきたいと思います。

また、参加所の地域性を見てみると次のようになります。

北海道・東北

北海道 青森県 秋田県 岩手県
9台 3台 2台 27台
宮城県 福島県 山形県  
76台 55台 27台  

関東

東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県
526台 559台 266台 233台
茨城県 栃木県 群馬県 山梨県
112台 101台 45台 24台

東海・中部

静岡県 愛知県 長野県 新潟県
271台 327台 74台 22台
岐阜県 富山県 石川県 福井県
80台 35台 67台 13台

近畿・関西・中国

三重県 京都府 滋賀県 大阪府
102台 86台 66台 208台
兵庫県 奈良県 岡山県 和歌山県
125台 39台 43台 22台
広島県 山口県 鳥取県 島根県
66台 12台 4台  3台 

四国・九州・沖縄

愛媛県 徳島県 香川県 高知県
19台 15台 12台 4台
福岡県 大分県 佐賀県 長崎県
25台 8台 3台 3台 
熊本県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
7台 4台 7台 3台

(統計システム協力;東京コンピューターサービス株式会社)

実に47都道府県すべての地域から参加があり、それぞれ昨年よりも大きく人数が増えていました。

 

ますます楽しくなってきた

地元の皆さんから手厚い歓迎を受け、参加者もさらに増えてより賑やかになった今年のSSTR。

楽しまれる方の層が深まり、楽しみ方の幅が広がってモーターサイクルの文化が育まれ、それが地域創生に貢献していく。

その姿をしっかりと実感できた2019年のSSTRでした。

さて、みなさんにとってはどんなSSTRだったでしょうか。

来年は、さらに多くの仲間たちと、にぎやかに盛り上がりたいですね。

日常の様々なドラマを乗り越えて、千里浜の夕日にまた逢いに来てください。

地元の皆さんと一緒に手を振りながら、私たちはまた、ゴールで皆さんをお迎えします。

写真で振り返るSSTR2019

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