第9回 SSTR 2021レポート

第9回 SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)

開催期間:2021 年 10 月 2 日(土)~ 2021 年 10 月 17 日(日)
※ ただし、10 月 17 日(日)はイベントのみで出走なし

エントリー;約5,700台

WithコロナのSSTR

新型コロナウイルス感染症拡大、そして政府の緊急事態宣言の長期化により、開催様式を大幅に変更して開催した昨年のSSTR2021。

2022年に入ってもなお、コロナへの警戒が続いたため、事務局は3月の段階で例年通りの5月開催はあきらめ、昨年と同じく秋に開催することを発表しました。

定員制+オープン制の混制開催に

前回は、SSTR初となる「My SSTR」方式を採用し、10 月 1 日~3 月 31 日の開催期間中、参加者が日程を自由に決めることを可能にしました。

この方式については「感染防止のみならず打撃を受けた地元観光資源への経済復興に有効である」と、地元の皆さんから大変ご好評をいただいた一方で、参加者からは「会場で出会える人数が少なくて寂しい」といった声もあり、今回は両者の意見を考慮した開催方法を検討することになりました。

そこで今回は、開催期間を 10 月 2 日(土)~10 月 17 日(日)の 2 週間とし、期間中の土曜日を出走日指定制として、それ以外の曜日は昨年と同じく、My SSTR 方式のオープン制とすることを決定。

※(最大定員 を2,500 人/1日=野外イベントの制限人数の半分までに制限)

こうして混制開催とすることで、ライダー同士の出会いを求める参加者は土曜日に、また、曜日にとらわれず日程を自由に設定したいという参加者は、My SSTRでエントリーしていただけるよう配慮しました。

エントリーの分散化に成功

前回までのエントリー状況は、受付直後から申し込みが殺到し、最短では24時間を待つことなく募集定員が埋まるような状況でしたが、今回は、

  • 新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言やまん延防止重点措置が多くの都道府県に出ている状況下でのエントリー受付となったこと
  • 昨年に引き続き分散開催とせざるを得なかったことで、例年よりも大幅に募集定員が増えたこと
  • さらには上記のように、参加日を指定した定員制とオープン制の混制としたこと

などから、前回よりも落ち着いた受付状況となり、結果的に応募人数は定員制日程枠を超えることはなく、オープン制エントリーのみ 1,000 人を超えたため、1,500 人まで増員して受け付けることにしました。

その結果、下のグラフのように、参加者をしっかりと分散することができました。

データ;東京コンピューターサービス株式会社

 

キャンセルも柔軟に受付

エントリー締切(8 月 15 日)後も、緊急事態宣言や、まん延防止重点措置が解除される目途が立たない状況が続き、県境をまたぐ移動の自粛要請や、職場などでの移動規制、さらには参加者自身の感染への不安に応える必要があったため、今回は特例としてキャンセルの受け付けを決定。

特に、出走当日の体調不良時に無理に出走されることのないよう、出走当日でもキャンセルを受け付け、事前発送物や返金手数料等を差し引いた額の返金にも応じました。

こうして時勢に対応する運営体制は、参加者のみならず、多くの方々の安心につながるものですので、今後も柔軟に対応できるよう鋭意対応してまいります。

付帯イベントは千里浜・輪島の2ヶ所で開催

昨年に引き続き、今回も付帯イベントをゴールのある千里浜(羽咋市)と、輪島市でも開催。

今回は、10/2()・9日()・10日()・16日()・17日()の5回のステージを、多彩なゲストの方々が盛り上げてくださいました。

ゲスト

高橋 克典 高山 正之 レイザーラモンRG 夜道 雪 下川原 リサ 篠塚 建二郎

アンバサダーゲスト

鈴木 忠男 賀曽利 隆 三好 礼子 福山 理子

ライダー歓迎イベントパフォーマーの皆さん

PUZZLE & UPPERS 成田千恵子
「アヤノチエ」
YA・KU・MO 粟津おすえべ花吹雪

MC

大平まさひこ
大平まさひこ 多聞恵美 徳前 藍

 

イベント各回の様子

10 月 2 日 初日、ライダー続々とゴールへ
千里浜なぎさドライブウェイ特設会場

この日のライダー歓迎パフォーマンスは、地元キッズダンスチーム、PUZZLE & UPPERSのダンスパフォーマンス。

舞台前に集まった皆さんは、パワフルでキレッキレなダンスに元気をもらっていました。

みんなホントにカッコよかったですよぉ。

そして、日没後のトークショーにはSP忠男の鈴木忠男さんが第2回(2014年)以来の登場!

気心の知れた盟友がそろって、レジェンドのお三方もこの表情。

 

賀曽利隆さんと風間深志と共に、バイクブーム真っ只中のあの頃、世間を騒がせた3人のお話で盛り上がりました。

日没時刻を迎え、いよいよ「サンセットカウントダウン」。

カウントゼロと同時に花火も打ち上がり、成田千恵子さんの力強い和太鼓の響きが千里浜に轟きます。

勇壮な雰囲気の中で、ライダーの皆さん日の出から追いかけ続けた太陽を水平線の彼方に見送り、感慨と共に初日の黄昏を過ごしました。

 

10 月 9 日 レイザーラモンRGさん登場
千里浜なぎさドライブウェイ特設会場

ゴールするライダーたちを出迎えるRGさん

この日のライダー歓迎パフォーマンスは、10/2に引き続き、地元キッズダンスチーム:PUZZLE & UPPERSがダンスパフォーマンスを披露。

一生懸命に踊る小・中学生の皆さんの姿が、参加者の表情を綻ばせてくれました。

トークショーでは、この日風間晋之介と共にゴールに到着したお笑い芸人のレイザーラモン RGさんが、主催者の風間深志を交え、福山 理子さん・ 下川原 リサさんと共に、「ラリーレイド」についてのトークで盛り上がるなか、「サンセットカウントダウン」の花火で日没を迎え成田千恵子さんの和太鼓演奏と共に、赤々と沈む夕日を見送りました。

そうして日も落ち、海と空の境が闇に溶けるころ。

童謡とシャンソンを融合させた日仏混合ユニット「YA・KU・MO」さんのお2人が、心和む素敵な曲を演奏。

夕陽の余韻が残る中、会場の参加者は独特の優しい世界観に癒されました。

 

10 月 10 日 赤神カブ祭り
道の駅 赤神(石川県輪島市)
快晴に恵まれた道の駅赤神。

入り江の風が穏やかにそよぐ中、こちらではカブ主様を対象にした「赤神カブ祭り」を開催しました

「風間深志のガハハトーク@赤神」トークショーセッションは、ゲストにスーパーカブの広告にも長年携わられ、「Mr.Honda」・「Mr.Cub」の異名を持つ元本田技研工業二輪広報課の 高山 正之さんをお招きし、ここでしか聞けないカブ主必聴のお話をたくさん伺うことができました。

そして、「カブ女子トークショー」では、声優でアニメ「スーパーカブ」の主人公 「小熊」役をつとめた 夜道 雪さんが、女子高生「小熊」のコスプレで登壇。

造形社「motocoto」に「カブカブさん」を連載中の 福山 理子さん、そしてクロスカブで日本一周をされたタレントの 下川原 リサさんのお3方が、風間深志と共にカブトークを繰り広げました。

「カブ女(ジョ)」3人が女性目線で語るカブ話。

それがとても新鮮だったようで、風間深志は前のめりになりながら話に加わっていました。

また、こちらでは参加者特典として、コーヒー1杯無料サービスがあったほか、「赤神カブミーティングステッカー」と 「SSTR輪島オリジナルステッカー」が当日限定 で提供され、恒例のじゃんけん大会では、貴重なカブのパーツやSSTRグッズの争奪戦が繰り広げられ、さらに「カブ表彰」なども行われ、大変な盛況ぶりでした。

この日のライダー歓迎パフォーマンスは、9日の千里浜特設会場にも登場したYA・KU・MOさんお2人のコンサート

赤神の入り江に響いた「海の歌」が多くの参加者の心を和ませたばかりでなく、会場近隣の住民の方も窓からお顔を出して聞き入っておられたのが印象的で、一体感が感じられたこの会場の空気感を、風間深志が後日思い返しながら、

「本当に100点満点の素晴らしい会場になった。」

と高評するほど素晴らしい、道の駅赤神会場でした。

 

10 月 16日 天候が急転、そのステージにもドラマがあった
千里浜なぎさドライブウェイ特設会場
この日は、MCの多聞 恵美さんと風間 晋之介のオープニングトークで幕を開け、加賀から能登まで様々な地域で活動しているよさこいチーム「粟津おすえべ花吹雪」が勇壮なよさこいを披露。

日本海を表現したエネルギッシュなパフォーマンスは、観る人に能登の力を感じさせる迫力のあるものでした。

また、和太鼓の成田千恵子さんは山本綾乃さんとのコンビ「アヤノチエ」として出演。

当日はかなりの強風で演奏も大変だったそうですが、千里浜で聞く和太鼓のパワー。生で聴く和太鼓アンサンブル。その迫力は感動もひとしおです。

と、ここまでは強風をこらえながらも、予定通りに進行していた野外イベントでしたが、日没が近づくにつれて風雨がやがて過激なまでに吹き荒れます。

そこで、予定していた俳優の高橋 克典さんとエッセイストの三好 礼子さん、そして賀曽利隆さんによる対談を中止にするかどうか検討もしましたが、

「どうしましょう?舞台、立ちますか?」

と聞くスタッフに、高橋さんは間髪を入れず、

「僕は、ライダーを迎えるためにここへ来ました。
俳優は、様々な過酷な環境下でも仕事ができなくてはなりません。
それに、このゴールに向かって走ってこられたライダーたちを想えば、
このくらいの風雨は大したことありませんよ」。

そうおっしゃって、高橋さんはずぶ濡れになりながら自らすすんでステージに立たれたのでした。

数々の冒険を経験されてきた加曾利さん、礼子さんもこの言葉に続くように、皆さんずぶ濡れになりながらゴールしたライダーたちにエールを送ります。

後日ゴールしたライダーのSNS には、

ステージは中止になると思っていたけれど。まさか高橋さんやアンバサダーの皆さんがそこに立っているとは…。その姿に勇気をもらいました。」といった声も。

ステージ上の皆さんの想いはちゃんと伝わっていたようです。

 

参加者の数だけ様々なゴール、様々なドラマがあるSSTR。

この日はゴールのステージにもドラマがありました。

そんなハードなステージの後、高橋さんは

「素晴らしいイベントでした。
またここに来たい。
そして今回は叶わなかったけれども、次回はライダーとして参加したい。」

とおっしゃってくださり、スタッフもその心意気に深い感動を覚えたのでした。

 

10 月 17 日 篠塚健次郎さん登場
千里浜なぎさドライブウェイ特設会場 
この日は、「Mr.ダカール」の異名を持つ日本人初のダカール・ラリー総合優勝者篠塚健次郎さんをお招きし、加曾利隆さん主催者の風間深志と風間晋之介による「Dakar  Talkショー」を開催。

 

それぞれのSSTRアンバサダーが経験したパリダカの思い出や、SSTRへの想い。

そして篠塚さんが語る「これからのパリダカ」など、ここで気か聞けない熱のこもったラリートークでした。

今年も千里浜再生プロジェクトを支援

SSTRのゴール地である石川県羽咋市の千里浜なぎさドライブウェイは世界的にも希少な、自動車やバイクで走ることのできる砂浜。

しかしながら、近年は潮流の変化に伴って浸食が進み、現在ではこの貴重な砂浜も危機に瀕しています。

この状況を打開しようと立ち上がったのが、地元自治体と有識者からなる「千里浜再生プロジェクト」。

彼らの働きにより、砂浜の幅も以前より回復に向かうようになりました。

第一回目のSSTRと時をほぼ同じくして立ち上がった「千里浜再生プロジェクト」。

SSTRは毎年この団体に寄付金を贈呈。

そして、今年も千里浜開催のイベント終了時には参加者に呼び掛けて「一人一砂運動」を実施し、千里浜の再生を支援させていただきました。

自然に感謝、そしてグランドフィナーレヘ

最終日10月17日は篠塚さん・加曾利さんとの「Dakar  Talkショー」を終え、参加者に上記「千里浜再生プロジェクト」について説明を行い、じゃんけん大会。

その後、全員で「海ごみゼロ運動」として砂浜のごみを拾ってから「一人一砂運動」を実施。

こうしてSSTRは、この場所をゴールとして使わせてくれた自然に感謝の気持ちを表しながら、

無事にグランドフィナーレを迎えました。

データーから見えるSSTR2021

さらなる増員、支持を集めるSSTR

参加台数は年を追うごとに増え、9 回目(2017 年秋の Premium SSTR を含めると 10 回目)を迎えた今年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けながらも、 5,612人の参加申し込みがあり、右肩上がりの傾向が続いています。

データ;東京コンピューターサービス株式会社

各地に緊急事態宣言やまん延防止重点措置が適用される中でのエントリーだっただけに、前年より申し込み数が減少している地域もいくつか見られるものの、全体では昨年からさらに増員となりました。

これは、SSTRというスポーツツーリングの存在が多くのライダーの間に浸透し、支持を集めるようになってきた結果なのではないかと考えています。

SSTRが日本を応援

事務局ではSSTRシステムにより、開催期間中に参加者の立ち寄った道の駅や高速道路のSA/PAを把握できるようになっています。

例えば参加者の走行距離や立ち寄り箇所の数を見てみるとご覧の通り。

完走者※1の走行データ(参考値:システム利用者のみ、入力異常値を除く)

完走台数:4,891 台
(参考値)
平均値 最多 最少
走行距離 459 km 922 km※2 205 km
獲得ポイント 16.8 ptポイント 103 ポイント ポイント
立ち寄り数 9.4 ヶ所 63 ヶ所 4 ヶ所

指定道の駅 1.2ヶ所 6 ヶ所※4 0ヶ所※4
道の駅 4.5ヶ所 43 ヶ所※4 0 ヶ所※4
SA/PA 3.8 ヶ所 30 ヶ所※4 0 ヶ所※4

※1 完走条件未達(完走条件:指定道の駅 1 ヶ所以上かつ獲得ポイント10ポイント以上)
※2 岩手県久慈市スタート
※3 三重県四日市市スタート
※4 内訳は、各項目ごとの最多/最少で、同一参加者ではない

データ;東京コンピューターサービス株式会社

参加者の平均走行距離は、約半年間に及ぶ開催だった前回よりも4㎞伸びて459㎞となり、立ち寄り箇所もそれぞれ多くなっています。

その内訳を上位10位まで見てみると次の通り。

道の駅   SA/PA
道の駅 総立寄り数 26,808   SA/PA 総立寄り数 17,952
  道の駅名   立寄り台数
    SA/PA 名   立寄り台数
1 井波 富山県 1,400    1 諏訪湖 SA 下り 長野県 845
2 高松 石川県 1,382   2 双葉 SA 下り 山梨県 677
3 風穴の里 長野県 1,185   3 尼御前 SA 下り 石川県 485
4 池田温泉 岐阜県 687   4  小矢部川 SA 上り 富山県 474
5 すばしり 静岡県 597   5 八ヶ岳 PA 下り 山梨県 430
6 白川郷 岐阜県 588   6 談合坂 SA 下り 山梨県 399
7 奥飛騨温泉郷上宝 岐阜県 579   7 南条 SA 下り 福井県 371
8 宙ドーム・神岡 岐阜県 522   8 有磯海 SA 上り 富山県 363
9 若狭おばま 福井県 439   9 名立谷浜 SA 上り 新潟県 293
10 藤樹の里あどがわ 滋賀県 431   10 飛騨白川 PA 下り 岐阜県 272

データ;東京コンピューターサービス株式会社

各方面からのゴールに近くなるにつれてSSTRの参加ライダーを目にする機会も多くなり、道の駅はかなりの盛況ぶりでしたので、上の表を見て、

「やっぱりあそこはそんなに賑わっていたんだぁ」

と思われることでしょう。

あくまでこれは上位10位のみを表した数値ですが、SSTRがゴール地の千里浜付近だけでなく、コロナ禍で疲弊した各地の経済復興の一助になったとすれば嬉しい限りです。

今年も完走者にはSSTRフィニッシャーバッチと、走行軌跡を記した「完走証明」(ダウンロード版)が贈られました。

次回の10周年は、みんなの笑顔で祝おう!

緊急事態宣言下に始まったエントリー開始から、全面解除で晴れて開催となったSSTR2021

10月2日(土)の出走開始日から17日(日)のフィナーレイベントまで、15日間に及ぶ今年のSSTR が無事終了しました。

ご参加頂いたライダーの皆様、SSTR2021へのご参加、誠にありがとうございました。

15日間で出走したライダー達は約5,700台。

この5,700台のゴールにはそれぞれのドラマがあり、一人一人のSSTRのカタチがあったかと思います。

人類未経験のコロナ禍に翻弄される中にあっても、ライダー達をこれまで以上に受け入れる体制を築いてくれた地元の方々、細心の注意を払いながらゴールまで来ていただいたライダーの皆様、そして、ご協力いただきました協力企業、団体の皆様へこの場を借りて改めて感謝申し上げます。

こうして皆さんと築きあげてきたSSTRも、今年(2022年)で10周年を迎えます。

10周年にはさらに多くのライダー達の笑顔に出会い、全てのライダー達と祝福出来るよう、運営委員会一同準備を重ねて参ります。

また千里浜のゴールでお会いしましょう!

その日まで皆さん、ごきげんよう!!!

 

SSTR2021のスペシャルアワード発表!

今回の各アワード受賞者はこちらの方々です!!!

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