SSTR2021

風間深志から皆様へお伝えしたいこと

コロナ禍のため開催が危ぶまれた今年のSSTRですが、
私たちを後押しするかのように9月末日、全国でコロナに関する規制が解除され、晴れて開催日を迎えることができました。そして、第1週、第2週の週末が過ぎて、全国から多くの参加者が千里浜にゴールしています。

SSTR開催を支持してくださった参加者の皆様に感謝を申し上げるとともに、残る今週末を無事乗り切ることができるよう、気を引き締めて参る所存です。

 

ところで、本日運営委員会から、「SNS等への投稿に関するお願い」を発表いたしましたところ、参加者の皆様から多くのご意見が寄せられました。

まず、その内容はゴールの千里浜、並びに湘南海岸・名古屋港など主要スタート地点、岬ポイントとなる各地点で不特定多数の参加者を撮影し、SNS等に発表することをお控えいただきたいというものです。次に、このお願いに対して「ルールを守ろう」という肯定的な意見がある一方、「参加者の楽しみを奪うのか」「なぜダメなんだ」という否定的な意見があり、中には「公式写真が売れなくなるからだろう」という辛辣なものもあり、私たちが参加者の皆さんの楽しみを奪うことにもなってしまい、大変に申し訳ないという気持ちになりました。また、「詳しく説明してほしい」という意見もありましたから、ここで補足させていただきます。

 

SNSがSSTR関連の話題で大いに盛り上がることは、私としても大いに歓迎することですが、その際、他の参加者が不快に感じたり、ましてや権利が損なわれるようなことは絶対にあってはなりません。

今回、フェイスブックにSSTR参加者のゴール写真が発表された件は、ページ上大いに喜び、歓迎する声が多かったのは事実ですが、一方、私を撮らないでほしい、写真をSNS掲載しないでほしいという相談が、少なからず運営委員会に寄せられたのです。個人的な事情は様々でしょうが、私は主催者としてその要望を見過ごすことはできません。もちろん、気が知れた友人知人の写真投稿は問題ないと思いますが、不特定多数の参加者の写真撮影と掲載に関しまして、お控えいただきたく、皆様へのお願いでございます。

 

 私たち運営委員会は参加者の個人情報の取り扱いに細心の注意を払っており、参加者のゼッケン番号、車両や肖像等の画像は個人の特定につながりますから、個人情報の一つであると認識しています。次に、公式写真は良くて参加者が撮った写真はなぜダメなのかという意見がありましたが、公式写真は参加者の皆様に撮影・販売・フォトブック掲載・広報使用する場合があることをお断りした上でエントリーいただいており、さらに公式写真販売は参加者以外閲覧できないよう配慮しています。

つまり、公式写真は個人情報の取り扱いに注意しながら、参加者一人ひとりとの約束に基づき運営しています。さらに、「公式写真が売れなくなるからだろう」というご意見に対しては、残念さを覚えずにいられません。毎年、公式写真販売に写っていなかったというご意見が寄せられますから、今年は大会期間が長いですが出走者が少ない平日も十分なカメラマンを配置するよう計画しました。加えて全カメラマンはモータースポーツで活動する第一線のプロカメラマンばかり、現地採用ではなく東京から招いています。彼らはサーキットで撮影するように、一眼レフに長くて重い望遠レンズをつけて流し撮り、参加者一人ひとりにピントを合わせ、一人に数十枚もの撮影をしていますから、毎回1万回以上のシャッターを押して、夕方にはその指も最初の人差し指から、最後には小指で押していると聞きました。雨の中でも参加者をじっと待ち構え、腰にはオムツを巻いての姿です。余談ですがフォトブック(イヤーブック)も要望が多かったので、昨年初めて出版しました。オープン開催となりましたから、発行部数を絞りましたが、それでも事務所の片隅に在庫が山となっています。このように公式写真関連は皆様の要望に、手間やコストをいとわず対応しているとご理解ください。

以上、風間からSNS等へゴールの千里浜、並びに湘南海岸・名古屋港など主要スタート地点、岬ポイントとなる各地点で不特定多数の参加者を撮影し、SNS等に発表することをお控えいただきたくお願いを申し上げました。

来年SSTRは第10回を迎えます。具体的な計画はこれからですが、記念大会にふさわしく参加の皆様に満足いただける内容となることをお約束します。どうか私たち運営委員会からのお願いにご理解・ご協力いただき、SSTRをお楽しみくださるようお願いします。来年5月、千里浜で会いましょう!

風間深志

 

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