今回のプレミアム大会は、5th大会の2017年の初参加以来
(2017年のプレミアムは春大会に参加できなかったメンバー優先と思い応募せず)
7回目の参加となります。
最初はバイク仲間の友人に誘われて参加するまではSSTRの存在は存じていませんでした。
誘われてこのSSTRを知り、そのコンセプトに妙に胸が踊りました。
千里浜なぎさドライブウェイの存在は、北海道在住(北海道出身、元神奈川在住)の際に
『水曜どうでしょう』で紹介されて一度は行ってみたいと思っており、
SSTRを知る前の2014年5月に富山の友人を訪ねた際に初めて自家用車で訪れました。
日の出を東海岸で眺めて、太陽を追いかけ、日の入りを西海岸で眺める。
以前、出張でアメリカはフロリダを訪れた際にケネディ宇宙センターもあるフロリダ東海岸の
デイトナビーチ(千里浜なぎさドライブウェイ同様に自動車乗り入れができる世界三大ビーチの一つで
日の出を見て、インターステートを走って(残念ながらレンタカーのシボレーでしたが)
西海岸のクリアウォーター・ビーチで日の入りを見るという
今思えばSSTRの様なコンセプトの旅をしたことを思い出しました。
その時に眺めたクリアウォーター・ビーチでの夕陽が未だに忘れられず
SSTRを走る度にその時を思い出します。
※当時撮影したクリアウォーター・ビーチの日の入り
そんな思い入れのあるSSTRの10周年を記念するプレミアム大会に今年は妻と二人タンデムで参加できました。
今回の大会はパーティー参加枠でエントリーしましたが、
妻の強い希望もあり17時半の加賀屋会場のカウントダウンイベントではなく、
千里浜で日の入りを眺めました。
過去参加した大会の中でも最高の日の入りを見ることができました。
日が落ちて18時半のゴールゲートクローズまでにヴィクトリーランをしようと向かいましたが、
連日の晴天のため千里浜IC口の砂浜がスタックしやすい状態になっている中、
既に日が落ちて暗くなりつつある中で、スタック渋滞に阻まれ
更には自分自身もスタックして転倒してしまいました。
幸いにも夫婦共に全身プロテクター装備をしており、砂浜の地面も柔らかく怪我をせずに済みました
(変に力んで筋肉痛になりましたが)
その時、周りにいた他のライダーの方やボランティアスタッフの方々が自然と助けに来てくださり
なんとか倒れたバイクを起こし、深い砂場から脱出することができました。
過去6回の参加で、砂浜で転倒したこともなく
今回も大丈夫だろうという慢心と、渋滞でなかなか進まない中でのゴールゲートに間に合わないかもしれないという焦りから
普段一人で走るときには諦めて撤退するところを、ついつい突き進んだ結果でした。
今回、同じSSTR参加ライダーの皆さんやボランティアの方々がいたからこそ何とかなりましたが、
1人だったらJAFを呼ぶしかない状況でした。
改めて、この大会はライダーの良心と地元の方々、そしてボランティアの皆さんに支えられていること
を身をもって痛感いたしました。
翌日のSSTRシンポジウムで地元婦人会の方のSSTRに対する生の声
(当初はバイクと言えばカミナリ族をイメージし良い印象が無い中数千台のバイクが集まることへの不安など)を聞き、
そんな悪い印象を払拭するように、風間さんはじめ運営の方々やボランティアスタッフの方々の尽力で
この大会をここまで存続させることができているというお話を聞いて、
今大会で無理をして砂浜で転倒しいろんな方のお手を煩わせたことを改めて反省しました。
ただ、反省と同時に同じライダーとの絆も感じた大会でした。
年々千里浜は消失しつつあり、いつまで今のように走れるのかわかりません。
また、千里浜を要する宝達志水町や羽咋市も少子高齢化が進んでいます。
これまでの10年は何とかなった。
そしてこれからの10年をこのSSTRという大会を続けるためには、
地元への貢献のこともきちんと考え、お客様根性での参加ではなく、
SSTRに参加することで、千里浜の地元に何か恩返しができることはないか?
とも考えさせられる大会となりました。
この場を借りて、SSTRを立案しここまで継続されてきた風間さんはじめとする運営側の皆さん
今回我々を救ってくれた他の参加者やボランティアスタッフの皆さん
そして、毎回砂浜に立つだけではなく、能登の様々な場所で歓迎頂いている千里浜地元の皆さんへの感謝をお伝えしたいと思います。
この恩返しをなにかの形でできたらと思います。
また来年も是非伺わせてください。
本当にありがとうございます。